兵庫県西宮市の礼儀作法も学べるお琴・三味線教室です 阪急夙川駅・JRさくら夙川駅より徒歩6分 明るく清潔感あふれるスペースで和楽器を楽しみましょう

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2021/09/10
お琴でバランス感覚を身につけましょう♡  

〜すべての子どもたちに一生残る美しい音とことばを〜

夙川ミュージック&カルチャーのむらずみ貴子です


☆日本の暦豆知識☆
毎年9月9日は「重陽(ちょうよう)の節句」ですが、知らない方も多いと思います。(私自身マナーを勉強するまで知りませんでした(-_-;))「重陽」とは中国の陰陽説から来ており、縁起が良いとされる奇数(陽数)の一番大きな数字9が二つ重なることから中国では大変めでたい日とされています。この日は菊の花に不老長寿の願いを込めて祝います。日本であまり知られていない理由として「9」という数字が日本では「苦しむ」を連想し、どちらかというと縁起が悪い数字のイメージがあることから、あまり普及しなかった、と考えられます。

さて今回はバランス感覚について
バランス感覚とはすなわち「俯瞰する力」です。

例えば、学生にビジネスマナーを指導するとき、封筒の表書きの練習をします。 

履歴書やエントリーシートなどA4サイズのものを送ることが多く、当然それに見合った封筒に入れます。すると大きな封筒にちまちまっと住所や氏名を書く人が結構います。斜めにいがんでる人もいます。細いボールペンで書く人もいます。封筒の大きさに見合った大きさや太さの文字を書く、というのは簡単なようですが意外と難しいことです。「もっと遠くから封筒を見て」「真っすぐ書けないんだったら鉛筆でうすく線を弾いて」「ボールペンは細すぎるのでサインペンで」と細かく指導します。

実は音楽にもバランス感覚が大いに必要です。曲全体のイメージをつかむ俯瞰する力が非常に重要です。

私事ですが、師匠に「あなたの音楽は何が弾きたいのかわからないときがある」といわれました。そういうときは難しい部分をとにかく手が動いて弾けるようにすることで頭がいっぱいになっていて、作曲者の想いだったり曲全体の中のその部分の役目だったりを考えていないことに気づきます。

ビジネスマナーでのバランス感覚と同じように、お琴のレッスンを通じてバランス感覚を徐々に養うことができますよ!(と、お琴をアピール(^o^)丿・・)

バランスを保つにはしっかりした「芯」の部分が必要です。バランス感覚を磨いてブレない自分を手に入れましょう(⋈◍>◡<◍)。✧♡

写真は教室のお琴と三味線🌼

2021/08/24
日本語のことだまについて  

〜すべての子どもたちに一生残る美しい音とことばを〜

夙川ミュージック&カルチャーのむらずみ貴子です


☆日本の暦豆知識☆
2021年8月23日は、処暑(しょしょ)。「暑さが止む」という意味でこの頃になると朝夕は涼しい風が吹き過ごしやすくなります。

また同じ8月23日は地蔵盆でもあります。「じぞうぼんって何?」という方もいると思います。京都が発祥の地ともいわれ京都や兵庫では地元の行事として根付いています。子どもの守り神と言われる地蔵菩薩。そのお地蔵さんををきれいにしてお供え物をし、子どもたちの健康を願う行事です。子どもたちにとってはお菓子をもらえるので夏の終わりの楽しみでもあります。

さて今回は「言霊(ことだま)」について♡
言葉には魂が宿っています。。というとなんだか怪しいお話のようですが・・・外国語のことはよくわかりませんが、日本語には魂が宿っていると言われています。

日本神話では、日本は神様によって作られ、神様は万物に宿り日本は八百万の神に守られている国とされています。

いつも愚痴や人の悪口を言ってる人いますよね。そういう人には不思議と次々と愚痴や悪口を言いたくなることが起きます。なぜでしょうか。。

それは愚痴や悪口を言うことで神様に「この人は愚痴や悪口を言う状態を望んでいる」と思われ愚痴を言いたくなる状態を神様がお与えになる、という考え方があります。神様は物事の善悪は判断できないので、その人が発する言葉を何回も持ってきてくれるそうです。そういわれてみると思い当たる人いませんか?

反対もしかりで「ありがとう」「楽しいね」「嬉しいね」といつも言っていると嬉しいことや楽しいことを神様が次々と持ってきてくれるということです! 

「お琴が弾けてありがとう」「お琴って楽しい」と言葉にしているともっと楽しくありがとうと言いたくなることが起こるわけです(お琴にこじつけてすみません(-_-;))

私はいつもウチのお琴ちゃんたちに「いつもきれいな音をありがとうね〜」と話しかけます(⋈◍>◡<◍)。✧♡コンサート前には「明日はよろしくたのみます!」とか「がんばろね〜」とか言ってます。あやしいひとですか??(お琴にはお琴の神様がいますから)

今回の言霊の話、うっそやーと思わず一度試してみてくださいね!(^^)!

余談ですが「日本」はおひさまの中心の国。いまの世界規模で起こっている悪夢のような状況もこの日本という国から奇跡を起こしていくと信じてます。 

ではまた。

写真は教室の様子。パーテーションを設置してのレッスンです。

2021/08/12
お盆なので  

〜すべての子どもたちに一生残る美しい音とことばを〜

夙川ミュージック&カルチャーのむらずみ貴子です


☆日本の暦豆知識☆
毎年8月13日〜16日頃はお盆。正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という仏教行事で、先祖の霊を自宅にお迎えして供養します。この時期の行事として、盆踊りや精霊流しなどがあり、京都の五山送り火、徳島県の阿波踊りはとくに有名ですね。

お盆なので先祖供養のお話です。あっ、宗教の話ではありません。私なりの先祖への想いをお伝えしますね★★

ご先祖様は必ずこの世に生まれ人生を送った人で、その人の血が受け継がれて今の自分があるわけです。大切に想い感謝する気持ちを持たなくちゃいけないのは分かってるし、実際そう思ってはいるけれど「先祖供養」や「お盆のしきたり」となるとなんだか面倒くさくて難しそうに聞こえますよね。「お墓参りしないといけないのはわかってるけど遠いし忙しいし(お墓掃除が待ってる場合もありますし(-_-;)・・・」といろいろ言い訳が出てきます^^;

わたしは時々亡くなった人を思い出すだけでも十分供養になると思っています。お墓参りもお彼岸とお盆、と決めつけず行けるときに行けばいいと思えば気が楽になります♡こんな感じで無理せずフワッとご先祖様に感謝していると気のせいかもしれませんが直感が働くようになりますよ!直感というのは、例えば迷っていることがあったらふと「こっちにしよ」と思う瞬間。ご先祖様からのアドバイスだと勝手に思っています(^o^)丿 

わたし自身、子どもの頃一緒に過ごした家族(両親と弟)は他界しましたので全員ご先祖様です。

この時期、ご先祖様に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

ではまた。

★写真は夙川箏コンサート前にセッティングされたお琴たち★

2021/07/21
電子音では癒されません(・_・D  

〜すべての子どもたちに一生残る美しい音とことばを〜

夙川ミュージック&カルチャーのむらずみ貴子です


☆日本の暦豆知識☆
2021年7月28日は土用の丑(うし)の日です。「土用」とは季節の変わり目の前18日間のことを指します。つまり立春、立夏、立秋、立冬の前で年4回訪れます。ただ夏土用だけ話題になるのはウナギ屋さんの策略とも言われますが、とにかく夏バテしないように栄養のあるウナギを食べて元気に過ごしましょう♡

さて、今回は  電子音では癒されません  のお話です
以前、「癒しの音楽」というCDを聴きました。バックで川のせせらぎや鳥の鳴き声が入っていて、音楽はシンセサイザー(と思われる)が美しいメロディーを奏でていました。

しばらく聞きましたがなぜか全然癒されずかえって気持ちがザワザワしてきました。そしてザワザワの原因はどうも電子音だということに気が付きました。

楽器を習うと頭が良くなる、という説があります。理由はいろいろありますがその一つに生の楽器は「自然の音」だからです。生の楽器は音が「共鳴」するので、出した音以外の音色が聞こえてるんです!(言葉では分かりづらくてすみません。。)そしてその音こそ私たち人間の細胞レベルに良い影響を与えてくれる→頭が良くなる!のだそうです♡

私は日ごろ生の楽器であるお琴と三味線を弾いたり聴いたりしているということもありますが、生の楽器の音と電子音は種類が全く違うもので、電子音を長時間聴くことはできないんだな、と気づきました(-_-;) とにかく落ち着かないのです。

昨今はこの電子音で世の中が埋め尽くされています。携帯電話、ゲーム、音楽・・・もしかすると一日中電子音だけに囲まれているかもしれません。

家で過ごす時間が増えている今、生楽器の音をもっと聞いてみませんか。(弾いてみたいな、と思ってもらえたら嬉しいです♡それがお琴だとなお嬉し♡♡)

ではまた

★写真は能舞台で演奏したときの記念に一枚★


2021/07/04
和楽器は日本の宝です♡  

〜すべての子どもたちに一生残る美しい音とことばを〜

夙川ミュージック&カルチャーのむらずみ貴子です

☆日本の暦豆知識☆
7月7日はたなばたですね。七夕と書いて「たなばた」「しちせき」とも読みます。笹竹に願い事を書いた短冊を飾ります。♪ごしきのたんざく わたしがかいた〜♪ の五色は中国の陰陽五行説の「赤・青・黄・白・黒」です。

さて、やっとのことで文化庁が和楽器伝承のために動き出しました。

和楽器の販売数が激減するなか、昨年とうとう東京の有名な老舗三味線店が廃業の危機というニュースが流れました。それを受けて若者に人気の和楽器バンドがチャリティーコンサートで寄付を募ってくれたり、全国から注文や修理の依頼がきたりして、何とか現在も営業を続けていらっしゃるようです。ただ、これも一時の事。焼け石に水でそもそもの需要が減っているので根本的な解決には至っていません。歌舞伎はじめ日本舞踊・能・狂言など日本の伝統芸能には必ず和楽器が必要です。なのに日本の教育現場はこれをないがしろにしてきたツケが回ってきたのです。

要するに和楽器を演奏する人を増やさなければいけません。文化庁は演奏者数の底上げを目的にまずは大学の箏曲部に楽器を無料貸し出し?とかのん気なことを言ってますが、何もしないよりはましです(-_-;)

 

小学校で鍵盤ハーモニカやリコーダーを強制的に買わせる(言葉が悪くてすみません)代わりに、琴爪や三味線のバチを買ってもらって、「MY 爪」「MY バチ」で和楽器を演奏する授業を増やすことってできないんでしょうか??


「指導者不足」などと言ってる場合じゃありませんよ!子どもたちのために指導したいと思っている和楽器奏者は、私も含めたくさんいると思います♡

熱くなってしまいました(-_-;) ではまた

★写真は縁あって私が指導に行ってる小学校のお琴たち★
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